30年来の夢が実現しました
いつもとはちょっと違って、発売開始前から新著『CEOコーチング』について全力でお伝えしていて「今回の久野さんはちょっと違うな」と思って下さっている方もいるかもしれません。
実はその通りなんです。今回はちょっと違うんです。
この本は私のビジネスパーソン、あるいは人としての大切な集大成です。
初めてお伝えすることなのですが、
私は、子供の頃、そして学生の頃から、今回書かせていただいた『CEOコーチング』のような本格的な経営本、リーダーシップ本を書くこと、そんな本を書ける自分になることを夢見て、その一点だけを目指して日々を過ごしてきました。
少し説明させてください。
私が「7歳」からコーチングをはじめて、そろそろ40年近くになろうとしていることは、あちこちで時々お話ししているので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
実は、このほかに、2つの大きなターニングポイントがありました。
まず、高校生時代にイギリスで寮生活を送る中、人間関係で悩んでいた時にデール・カーネギーの名著『人を動かす』に出会った「15歳」。
そして、日本に帰国した後に東京大学に進学して経営学を学び始めた「20歳」。
15歳の時に出会った『人を動かす』は人間関係とリーダーシップの名著だと言われています。
私はこの本を読んで、自分も立派なリーダーになりたいと心から願うようになりました。
この本に出会ったことで、それまで、リーダーとしての自分の可能性を感じながらも、小学校、中学校で「帰国子女」であることも影響してうまく学校に溶け込めず、しばしばいじめられたことが原因で封印していた、「自分本来の姿」に立ち戻る勇気を持つことができるようになりました。
また、20歳の時に学び始めた「経営学」はリーダーシップを理解し始めていた自分にとって、「これこそ本気で取り組むべきテーマだ」と思わせてくれる対象でした。
「7歳」「15歳」「20歳」の3つのターニングポイントを経て、いつしか、私は「リーダー、経営者として自分の力を発揮したい、世の中の役に立ちたい」と思うようになりました。
同時に、『人を動かす』やその後に読破した数多くの「経営本」のような、本格的な「リーダーシップ本」「経営本」を書けるようになりたい、そのような人物になりたい、と願い続けてきたのです。
この本を書き上げる過程では『ゴールドビジョン』(PHP研究所)、『フィードフォワード』(フォレスト出版)も上梓してきましたが、これらも、その大きな流れの中で、その時点で世の中にお伝えしたいと考えていた部分を全力で書き上げました。
こうして、ついに完成した『CEOコーチング』はまさに私が20代の頃から目指していた、本気のリーダーシップ本であり、経営本です。
本文では、「リーダーがどう生きるとうまくいくのか」「経営で成功するためにはどうしたらいいのか」について、理論と経験を礎にしてしっかりお伝えすると同時に、実践的な技術、その習得方法も数多く掲載しています。
長いこと夢見ていた本を完成させ、世の中に届けることができた今は、充実感と達成感、そしてさらに先に進むことができる期待感でいっぱいです。
ここまでたどり着くことができたのは、「いろいろなことを多くの方に教えてもらったおかげ」そして、「自分を信じて歩み続けたおかげ」だと思っています。
皆さんと、自分自身に深く感謝しています。
来週以降、多くの方に読んでいただいて、知識や技術、考え方を活用していただけることを心から願っています。