MBAで得たことはベンチャー経営でも使える?

MBAで得たことはベンチャー経営でも使える?

MBAで学んだことは大企業向き、そう聞いたことがあります。
神田昌典さんの本で読みました。

ある意味、それは正しい。
そしてある意味それは間違い。

神田さんはMBAが役に立たない理由として、お客さんを目の前に連れてくる方法はMBAでは教えてくれないから、と書いていたのを記憶しています。
うん、確かにそれはその通りです。

たしかに、私が知っている限り、MBAでは顧客を目の前に連れてくる方法を教えてはくれません。

これと狙った見込み客を接待する方法を教えてはくれませんし、紹介してもらう方法も伝授してくれません。
加えて、目の前のお客さんにどうやって契約書にサインをしてもらうかも教えてはくれません。

他にも、クレームを言うお客さんにどうやって納得してもらうか、品質問題が起きた場合にどうやって収めるか、従業員が辞めたいと言っている場合にどうやって引き止めるか、など教えてくれないことは山ほどあります。

そりゃあ、MBAはMaster of Business Administrationの略ですから、つまり経営管理です。
管理の手法を学ぶのであって、ビジネスで起きるすべての悩みを解決する方法を学ぶのではないのです。

でも、ベンチャーに入って、経営者として日々を過ごして、MBAで学んだことは役に立たないか?と言われれば全く反対です。
ものすごく役に立ちます

どう役に立つかをいくつかだけでも挙げると、
・ビジネスの全体が俯瞰できる
・自分や、会社がどこが分かっていなくて、どこが強いか、分かる
・ファイナンス面で、最低限の会話を会計士や税理士とできる
・法律面で、最低限の会話を弁護士とできる
・フレームワークを使って物事を考えることができる
・強力な人脈をビジネスに活用できる
・読むべき本や参考にすべき理論の目星がつく
・自分が先端にいるという確信を持ってビジネスを進めることができる
・MBAですというだけで、ある程度以上の経緯を持って接してもらえる

などなど、思いつくだけでもこれだけ。
きっともっとあります。

もちろん、他のいかなるツールや武器と同様に使い方次第ですので、多少の工夫は必要です。

ですが、ムダになることはありませんので、興味がある方はいくつからでもチャレンジする価値はあるかもしれません。
私の仲間では50代後半で取得した方を数名知っています。

MBAは、やはりかなり強力でした。