米大統領選有力候補の強みの裏には・・・

米大統領選有力候補の強みの裏には・・・

データの重要性を痛感しています。
どういうことか説明させて下さい。


アメリカの大統領選挙で、野党共和党の候補者選びが盛り上がり始めています。
2012年の選挙に対してずいぶん気が早いものだと思いますが、それがアメリカの選挙です。

その中、ごく最近テキサス州のペリー知事が出馬宣言をして保守派の期待は高まっています。
ペリー知事の売りは、長いこと知事を務めるテキサス州で非常に多くの雇用を創出してきた点だそうです。
何でも全米の雇用創出の4割にのぼる時期もあるとか。
失業率が9%を超えて、雇用創出が最大のテーマ(危機)となっているアメリカの状況にマッチした候補です。

ここまで聞くと、ペリー知事はけっこう有利かな、と思いますが実は裏にちょっとしたからくりがあるようです。
その部分がデータの話です。

1.実は、テキサス州で新たに生み出された雇用のかなり割合が法律で定められた「最低賃金」の仕事である、ということ。
2.また、テキサス州は近年人口が増加しており、必然として雇用が生み出されているのだそうです。
もちろん、自分の州に人を呼び込むのは知事の重要な仕事ですから、その点においては成果を上げていると言えますが、大統領になることを考えると、移民を呼び込んで雇用を増加させても失業者数は下がらないわけで、同じ方法では大統領としてはうまくいきません。

「雇用創出に実績がある知事」と言われると比較的簡単に信じてしまいますが、その内訳や質を見ていくと、情報を鵜呑みにすることの危険さを痛感します。

ただ、大統領選挙の場合にはこういった情報は投票までに確実に白日のもとにさらされて、有権者の総合的な判断を仰ぐことになるようですから問題はないのだと思います。

何もアメリカの大統領選挙の心配はしなくていいと思いますが、自分自身のためには裏付けのあるデータを意味がある形で使いたいと、改めて思いました。