“FlashForward”:時間の流れ

“FlashForward”:時間の流れ

“24”を最後まで観てしまったので、最近は”FlashForward”というアメリカのドラマをDVDで見ています。

通常は”Flashback”(フラッシュバック)だと思いますが、このドラマでは第一話で登場人物たちが未来の記憶を見ます。(パッケージにも書いてあるので、先にバラしたと言わないでくださいね)
そしてその日に向かって、世界中が動き出すというサスペンスです。

勤務先の近くのTSUTAYAで「おもしろ保証」(たしか)という名で、つまらなかったらお金をお返しします、と貸し出されていました。
返金を請求するつもりはありませんでしたが、そこまで言うならと思って借りたところ、これがとても面白いです。

家族と一緒に見ているので日本語字幕を出してみていますが、英語の学習というだけでなく、未来が先にあって、現在が決まるという、最新の分析哲学でも結論づけられているというテーマが語られているのが興味深いです。

近代量子論の結論も考慮に入れると、過去も現在も未来も同時に存在すると言います。
時間が過去から未来に向かって流れている概念は、ビッグバンを起点に世界が始まったとするユダヤ教・キリスト教的思想から始まっているとも言われます。

一方で、時間の流れは未来から過去に向かって流れている(逆ではなく)と考える立場の人も増えています。
“FlashForward”を観ていると、たしかにそんな気がしてきます。

プロットが難しいので、英語だけで観るとかなりいい訓練になると思います。
ストーリーを味わうという意味でもお勧めです。